外構工事で玄関アプローチを依頼するメリットは?役割についても解説
敷地の外から玄関までを結ぶアプローチは、家のデザイン性を高める他、さまざまな役割があります。本記事では、玄関アプローチの役割やメリットを解説します。また、設置する際のポイントや注意点もご紹介するので、玄関アプローチを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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玄関アプローチの役割・設置のメリット
玄関アプローチが持つ主な役割やメリットには、以下の4つが挙げられます。
- デザイン性の向上
- プライバシーの保護
- 防犯対策の強化
- 土足の汚れ防止
デザイン性の向上
玄関アプローチは、家を訪れた人が最初に通る場所であり、家の第一印象を決める重要な部分です。玄関アプローチのデザインを住まいの雰囲気に合わせて整えることで、家全体のデザイン性を向上させてオシャレに見せられます。
プライバシーの保護
道路から玄関までの道が直線上になっていると、玄関扉が開いた際に外から家の中の様子が見えてしまいます。植栽などで目隠しを作る、曲線の道を作るといったデザインにすることで家の中が見えにくくなり、プライバシーの確保につながります。道路から玄関までの距離が短い場合は、シンボルツリーを植える、門を取り付けるなどして、目線を逸らすようにしましょう。
防犯対策の強化
玄関アプローチは防犯対策にもなります。例えばカーブしたアプローチを設けることで、門扉から玄関の内側が見えづらくなります。距離も長くなるので、侵入を躊躇させることも可能です。また、開放的な玄関アプローチは公道から見えやすいため、不審者が侵入しても周囲から気付かれやすくなります。
土足の汚れ防止
玄関アプローチにタイルや石など硬質な素材を使用すれば、靴に付いた汚れを家の中に持ち込むことを防ぎ、掃除の手間を省くことができます。
玄関アプローチを設置する際のポイント・注意点
外構工事で玄関アプローチを設置する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 死角ができないように設計する
- トイレや浴室の近くは避ける
- 家のイメージに合う素材を選ぶ
- 素材の安全性も考慮する
死角ができないように設計する
植栽が植えられていたり、デザインブロック塀が設けられていたりする玄関アプローチは、不審者の隠れ場所になってしまうおそれがあります。植栽は低めのものを選ぶ、塀を全面に立てずに適度に隙間を作るなど、死角ができないように注意しましょう。
トイレや浴室の近くは避ける
玄関アプローチを広く作る場合、トイレや浴室などの近くに動線を配置すると、プライベートを守りにくくなってしまいます。動線計画を立てる際は、プライベートが重視される部屋の近くは避けるようにしましょう。
家のイメージに合う素材を選ぶ
玄関アプローチを作る際、素材やデザインは家の雰囲気に合わせたものを選びましょう。例えば、和風の家のアプローチを洋風にすると、チグハグな印象になってしまいます。また、同じタイルでも和風、洋風、オリエンタル調などデザインが異なるため、家のイメージに合っているかチェックしましょう。
素材の安全性も考慮する
素材は家のイメージに合うかだけではなく、安全性もしっかり考慮することが大切です。特にコンクリートやタイル、天然石は濡れると滑りやすく、転倒や怪我のリスクがあります。これらの素材を使う場合は、滑り止め加工が施されたものを選ぶなど安全面も考えましょう。
こだわりの玄関アプローチで快適な生活を送ろう
玄関アプローチは家のデザイン性を高めるだけではなく、プライバシーの保護や防犯対策などの役割があります。そのため、外構工事で発注する際は、デザインだけではなく死角ができないようにする、門扉から玄関までの距離をとるなどして、防犯性も考慮しましょう。