新築の外構工事を依頼するタイミングとは?早めに行うメリットも解説
新築で家を建てる際、外構工事も必要となりますが、いつ頃から計画を立てるべきかタイミングが分からないという人は多いでしょう。そこで本記事では、新築住宅を建築する際に外構工事を依頼する時期について、早めに相談するメリットと、後回しにした場合に発生するおそれのあるデメリットを解説します。
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新築の外構工事を検討・依頼するタイミング
新築の外構工事を検討する最適なタイミングは、新築物件を契約する前です。物件の外観などを決める際に外構工事を検討することで、建物と外構が一体化した住宅にできます。外構の工事を依頼するのは、建物の基礎工事が終わってからにしましょう。建物の高さや形状が確定した時点から外構工事を行うことで、設計がしやすくなります。
契約前に外構工事を検討するメリット
新築住宅の契約前に外構工事を検討・相談し始めるメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 外構を含めた空間全体を計画できる
- 建物と統一感のあるデザインにできる
- 費用の調整がしやすい
外構を含めた空間全体を計画できる
外構工事の検討を後回しにして建物の完成後から始めると、駐車がしにくい、庭が想定より狭くなってしまったなど、不便や不満が生じる可能性があります。外構工事を検討しているのであれば、住宅の建築が始まる前から業者に相談して計画を立て始めましょう。
建物と統一感のあるデザインにできる
美しいデザインの外構でも、建物の雰囲気と合っていなければチグハグな印象になってしまいます。建物と同時に外構の計画を立てることで、統一感のあるデザインにできます。また、インターホンや窓、フェンスなど、空間のイメージを左右するもののデザインや設置場所も事前に決められるので、より美しい空間を演出するための細かい調整も可能です。
費用の調整がしやすい
新築で住宅を建てる際に多い失敗が、建物に予想以上の予算がかかり、外構に費やすはずの予算が不足してしまい、満足のいく外構が作れなかったというパターンです。建物を契約する前に外構を含めた全体の計画を立てることで、予算を適切に配分できます。また、住宅ローンによっては、外構を早めに計画すると費用をローンに含められる可能性があります。
外構工事を後回しにするデメリット
外構工事の検討や依頼を後回しにすると、以下のデメリットが生じるおそれがあるため、注意が必要です。
- 住まいの利便性が失われる
- 敷地の安全性が低下する
住まいの利便性が失われる
外構工事の検討や依頼が遅れると、建物の引き渡し後も工事が完了しておらず、利便性が失われて生活に支障が出るおそれがあります。例えば、駐車場が完成していなければ、パーキングエリアに停めたり、駐車場を借りたりしなければならず、余計な費用がかかってしまいます。
敷地の安全性が低下する
フェンスや塀の工事が未完了の状態では、家の中の様子が外から見えやすくなります。また、敷地内へ容易に侵入できるようになってしまうため、プライバシーや安全性が低下する場合があります。また、地面の整備が終わっておらず、外観が荒れた状態が続くと、近隣からの印象が悪くなることもあるため、引き渡しまでに最低限の設備は整えておくようにしましょう。
新築の外構工事は契約前から検討・計画を立てよう
新築物件を建てる際、外構工事を検討しているのであれば、計画を立てる最適なタイミングは建物の契約前です。早い段階から外構工事の計画を練ることで、空間全体のデザインを決められるため、建物との統一感を出しやすくなります。
また、使い勝手が悪い、予算が足りなくなったなどのトラブルを避けやすくなるメリットもあります。外構工事を後回しにすると、利便性や安全性が低下するおそれがあるため、外構の計画や相談は建物と同時進行で行うようにしましょう。